まずラップってなんだよ (読書ラッパーからの視点) 初心者
初めてラップに触れる方は、「ラップってなんだよ」「ただしゃべってるだけじゃねーのかよ」など、いろいろな疑問点があると思います。
そこで今回は、読書ラッパー(初心者)の思うラップ(特にフリースタイルバトル)についてと、簡単な用語などを紹介していきます!!
ラップ(フリースタイルバトル)とは
ラップと聞いて、夜、路地裏で腰パンの若者たちが、「YO、YO」言いながら騒いでいるイメージがあるのかもしれませんが、そんなに危ないものではありません。(そういったものがあるのも事実)
読書ラッパーである私みたいに、ただの大学生(私服は上下ユニクロ)や、サッカー部や野球部、帰宅部の高校生など、普通な人ばかりです。(スーツを着た、サラリーマンラッパーもいる)
ラップ(フリースタイルバトル)の主なルール
- マイクを持った人が一対一で向かい合う。(二対二、三対三もある)
- 一人八小節(約20秒くらい)を持ち時間とし、2~3ターンほど自分の言いたいことや、相手へのディス(簡単に言えば悪口(笑))を言い合う。
- 勝敗は、司会者が最後に観客に「勝ったと思うほうに手と声をあげてください」というので、観客の支持が多かったほう(観客の支持制)か審査員性(どっちもの場合もある)で決まります。
といった感じで、簡単に言えば、ルールが決まった口喧嘩です!(笑)
「じゃあ、ただしゃべってればいいのか」というわけではありません。
それを説明する前に、簡単なラップ用語を紹介していきたいと思います。
簡単なラップ用語
- ライム
韻を踏むことを意味する言葉。ラップの基本となってきます。
韻を踏むとは、タイヤであれば t a i y a の a i u e o の部分を合わせることを言います。(この場合、a i a となる)
例えばタイヤに合わせるとしたら、ダイヤ、咲いた、なみだ、まじか、タニタなど
名詞だけでなく、動詞や文の一部分でもだいじょうぶです!
それでは、上の a i a で韻を踏みながら文を作っていきたいと思います。
「ダイヤのような花が咲いた、
まじかと思いこぼしたなみだ、
お前にわかるか花の価値が、
わからねーならお前はガキだっ」
といった感じです。(すごい人は、固有名詞、ほふく前進、などの長い韻を即興でかんがえます!)
めちゃめちゃ韻を踏んでいるラップバトルがあるのでぜひ見てみてください⇊
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- フロウ
ビート(音楽)に合わせて、しゃべること。
簡単に言えば、歌のようにしゃべりながらラップバトルをすることです。
ラップバトルはほとんどがビート(音楽)が流れた状態でやるので、これも重要な要素になってきます。
ただし、フロウに正解はないので、聞き心地が大事だとされています。
- バイブス
熱量のこと。ラップバトルでは、情熱や雰囲気、大声だとバイブスが高いとされています。
ただ大声を出せばいいというわけではないのですが、明確な定義がない故、聞き手の感じ方に左右されます。